教員から体育大生へのメッセージ⑩「関心を拡げることで、ポテンシャルを高めましょう」

 スポーツ社会学系の授業科目と、就職支援を担当している前田博子です。みなさんの持つ若さの素晴らしさとは、競技力の高さでも、見た目の美しさでもありません。それは、これからどの方向にも進むことができる、大きな可能性があることです。

将来の仕事について尋ねると、入学時点では教員になりたいと答える人が多いです。「体育学」の専門知識を生かせる仕事として、他に思いつかないと考えている人もいるようです。

実は、スポーツの専門性が求められる場は、さまざまな分野に存在しています。現行の国のスポーツ政策では、スポーツ振興の対象として「する」ことに加え、「みる」ことと「ささえる」ことが含まれています。そこから、スポーツと関わる仕事の広がりが見えるでしょう。

体育大学への進路選択は、体育・スポーツへの関心からでしょう。その関心は、自分自身が「する」スポーツから始まっているかもしれません。ですが、そこに留まらず、視野に入っていなかった分野にも関心の幅を広げてください。大学では、体育・スポーツに関する幅広い分野の科目がおかれています。在学中は貪欲に学んで欲しいのですが、3年生、4年生になると、履修する科目を一気に減らす傾向がみられ、とても残念に思っています。幅広く学ぶことは、間違いなく将来の可能性を拡げることに繋がります。

本学の卒業生は、すでにさまざまな場で活躍しているのですが、みなさんも幅広い学びから、さらに新しい道を拓いていってください。

[スポーツ人文・応用社会科学系 教授 前田博子]