カテゴリー: スポーツ指導力の可視化
AP事業北九州合同セミナー 参加・講演報告
事業名:AP事業北九州合同セミナー
日時:令和元年11月11日(月)13:30~17:50 (受付13:00〜)
会場:西日本総合展示場新館AIM 3F 311会議室
〒802-0001北九州市小倉北区浅野三丁目8-1 TEL093-541-5931
参加者:21名(12機関)
本学からの参加者:有馬正人 事務局次長、近藤亮介 特任助教
【事業概要】
文部科学省大学教育再生加速プログラム(AP)に採択の九州・山口地区の六大学が合同で標記セミナーを開催した。セミナーでは、過去六年間に渡って各大学が取組んできたアクティブ・ラーニングによる教授法、学修成果の可視化、卒業の質保証などについての講演・質疑応答・グループ討議などが行われた。
【講演概要】
松下 琢氏(崇城大学)は、学生が自立学習できる施設としての英語教育施設(SILC)と自律学修センター(SALC)の取組を紹介され、その各学科への波及効果の検証結果およびFD研修会についても述べられた。木下祥一氏(北九州市立大学)は、学修成果を自己管理するポートフォリオ・システムの概要、地域における実践型教育の学修成果、波及効果の測定等について報告された。林 透氏(山口大学)は、学位プログラム単位の質保証の観点から、カリキュラム・マップによるディプロマ・ポリシー(DP)達成度評価システム(YU CoB CuS)について国際総合科学部の事例を中心に紹介があったほか、学修過程や学修成果の取組の把握や課題について紹介された。保田昌秀氏(宮崎国際大学)は、英語スキルに対するアクティブ・ラーニングの効果を測定した結果を紹介した。後半はアラン・シンプソン氏から学生の自己評価と学生の成績でDPルーブリックを可視化する方法についての説明があった。中村光江氏(日本赤十字九州国際看護大学)からは、看護学にとって重要な“人間力”を含めたDPへのルーブリック評価等による内部質保証についての説明があった。また、卒業生アンケートによる卒業後のフォローアップやアクティブ・ラーニング手法についての学内FD研修会などについて話された。本学(報告者:近藤亮介)からは、DPに関連するスポーツ指導者コンピテンシーを可視化するテスト(Sports Coaching Competency Test:SCCOT)の開発過程とその活用事例についての報告を行い、SCCOTを用いた調査からみえる教育の改善課題等を検討した。
後半のダイアログセッションでは、4~5名のグループに分かれ、講演の振り返りを行い、特に興味を持った内容について講師へ質問を行った。DPに対する教員の認知度およびDPに規定されたコンピテンシーが妥当かどうか。妥当でないとすれば、いつ改正するのが良いかなどが講師への質問があった。
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平成30年度 第2回外部評価委員会
2019年3月5日、本学と東京サテライトキャンパスをテレビ会議システムで結び、平成30年度 第2回外部評価委員会を開催いたしました。
今回の会議では、AP全体としての取組とスポーツ指導実習における外部評価をしていただくため、APの外部評価委員である日本体育協会スポーツ指導者育成部育成課 渡辺 丞様、日本スポーツ振興センタースポーツ開発事業推進部 久保田 潤様、筑波大学 會田 宏教授、大阪体育大学 土屋 裕睦教授、また、学生のスポーツ指導実習における外部評価委員の鹿屋市役所 内倉 康孝様、株式会社東大阪スタジアム 川南 匡人様、かのや健康・スポーツクラブ 永江 恒志様、NPO法人DREAMウェルネス 幸福 恵吾様の計8名の方々にご参加いただきました。
本学、教育企画・評価室金高室長からAPに関する取り組みについて説明がされ、なかでもAP始まって以来開発をすすめてきたスポーツ指導コンピテンシーを可視化する客観的評価テスト(*注1)(SCCOT:スコット) や今年度完成した新入生パンフレット(通称:忍者パンフレット)についてのご意見をいただきました。また、スポーツ指導実習においても本学の学生にとって必要なリーダーシップや実技力に関することなど教育の質保証の充実を図る本学の取組を多面的に評価していただき、貴重なご意見をいただくことができました。
今後いただいた意見を真摯に受け止め、さらなる改善を行なってまいります。
*注1)スポーツ指導者が多様で複雑なコーチング活動の中で、状況に対応しながら適切な行動判断を行う資質・能力を「どの程度身につけているか」を把握するための客観的評価テスト(SCCOT:Sports Coaching Competency Test)を開発しました。
2018年3月13日 平成29年度 第1回外部評価委員会
2018年3月13日に本学と東京サテライトキャンパスにて第1回外部評価委員会が開催されました。前回と同様にテレビ会議システムにて、鹿屋と東京を繋ぎ開催いたしました。
外部評価委員会には、外部評価委員を担当いただいている日本体育協会スポーツ指導者育成部育成課の渡辺 丞様、日本スポーツ振興センタースポーツ開発事業推進部の久保田 潤様、筑波大学の會田 宏教授に参加いただきました。また、スポーツ指導者評価テスト(仮称)の開発に協力いただいている株式会社リアセック代表取締役 松村直樹様、主任研究員 石川純一様にも参加いただきました。
本学、教育企画・評価室金高室長からAPに関する取り組みの報告がされた後、参加いただいた先生方から多くの意見を賜り、来年度に向けた取り組みの方向性が明確になりました。外部からの評価をいただくことで、学内だけの評価とは違った視点からご意見をいただけたことは大変参考になりました。来年度に向けてさらなる改革を進めてまいります。
2017年7月3日 スポーツ指導者基礎力テスト開発のためのインタビュー
2017年7月3日 スポーツ指導者基礎力テスト開発のためのインタビュー
7月3日に本学の卒業生でもある奈良県鴻池スポーツクラブ(SC)の代表兼コーチをされている秋田真介氏をお招きして、現役の指導者の立場から、現在開発中のスポーツ指導者基礎力テストについての意見をいただき、コーチとしての考え方等についてインタビューを行いました。作成中のテストについて率直な意見をいただき、今後のテスト開発に非常に役立つ非常に充実した時間となりました。今後、スポーツや武道の指導者としての現在の力や資質を可視化し、指導者養成のための一つの指標として活用できるように、テスト開発を進めていきます。
2017年2月27日 平成28年度 第1回外部評価委員会
2月27日(月)、鹿屋体育大学:大学教育再生加速プログラム(AP)に係る平成28年度第1回外部評価委員会が開催されました。第1回となる今回は、本学と東京サテライトキャンパスをテレビ会議システムで繋いでの開催となりました。外部評価委員に、岡達生様(日本体育協会スポーツ:指導者育成部部長)、久保田潤様(日本スポーツ振興センター:スポーツ開発事業推進部研究員)、伊藤雅充様(日本体育大学:児童スポーツ教育学部准教授)をお迎えして、本学、大学教育再生加速プログラム(AP)の一つの柱でもある「スポーツ指導力テスト」の開発について活発な議論が行われました。初めての外部評価委員会となりましたが、本学のAPの取り組みについても積極的に意見交換され、非常に有意義な会となりました。今回の外部評価委員会にて明らかになった課題や改善点について再考・検討し、改革に取り組んでいきます。