2017年8月19・20日 第15回 日本テスト学会 参加
東北大学にて、8月19・20日に開催された日本テスト学会に参加してきました。鹿屋から仙台までは距離は遠かったですが、本学で開発中のスポーツ指導者基礎力テストにも関わる、非常に有益な情報をたくさん得ることができました。非常に活発な議論がされており、テスト開発に携わる大学関係の方、また企業の方ともお話しをすることができ、今後のテスト開発に向けて、貴重な情報収集ができました。持ち帰った情報を元にさらにテスト開発を進めていきます。
7月3日に本学の卒業生でもある奈良県鴻池スポーツクラブ(SC)の代表兼コーチをされている秋田真介氏をお招きして、現役の指導者の立場から、現在開発中のスポーツ指導者基礎力テストについての意見をいただき、コーチとしての考え方等についてインタビューを行いました。作成中のテストについて率直な意見をいただき、今後のテスト開発に非常に役立つ非常に充実した時間となりました。今後、スポーツや武道の指導者としての現在の力や資質を可視化し、指導者養成のための一つの指標として活用できるように、テスト開発を進めていきます。
6月21日に佐賀大学の本庄キャンパスを訪問させていただきました。図書館に新設されているラーニングコモンズを視察させていただき、本学にも創る予定のラーニングコモンズの参考となりました。多くの学生が活発にラーニングコモンズを活用している光景が非常に印象的でした。また、佐賀大学の皆本晃弥先生、山内一祥先生に、佐賀大学で取り組まれているラーニングポートフォリオの活用方法や、学視力の可視化等についてお話を聞かせていただきました。どのお話も参考になることばかりで、非常に親身になって意見をいただき、多くの質問にもお答えしていただきました。佐賀大学さんの取り組みを参考に、現在、本学も学士力の可視化に向けて改革に向けて取り組んでおります。
H26年度入学生の1年次から3年次までのPROGテストの変化を分析いたしました。
NIFS-APNews Vol1prog現在、社会において求められる人材は高度化・多様化しております。大学は待ったなしで改革に取り組み、学生の能力を最大限に伸ばし、社会の期待に応えるため、これまで以上に教育内容を充実させ、学生が徹底して学ぶことのできる環境を整備する必要があります。鹿屋体育大学は平成28年度、文部科学省が公募した大学教育再生加速プログラム(AP)「高大接続改革推進事業―『テーマⅤ 卒業時における質保証の取り組みの強化』に応募し、採択(応募116件、採用19件、平成28年11月7日交付決定されました。平成31年度までの取組期間で、本学の教育目標を踏まえて「確かな人材養成ができる」ように真摯に考え迅速に取り組んでいきます。学生諸君においても、大学での学修及び課外活動等を充実させ、社会へと旅立てるように本事業への積極的かつ真摯な取組を期待します。
[鹿屋体育大学 学長 松下雅雄 ]
FD研修会を3月22日(水)に実施しました。今回のFD研修会では「アクティブラーニング」「ICT」「GPA(成績評価)」の3つのテーマでワークショップを行いました。ワークショップでは、参加された先生方に各テーマに関する疑問や課題、問題点を付箋にできるだけ多く書き出していただき、その後、グループに別れて出てきた問題等についてディスカッションを行い、最後にグループ内で出た意見や感想をプレゼン(共有)してもらうという流れで実施しました。3つのテーマはいずれも本学で改善途中の課題であり、今回のワークショップにて3つのテーマにおける問題点等の共有が行え、解決策についても意見交換することができました。今回は明確な解決策を出すには至りませんでしたが、多くの先生方に参加していただき、非常に活発な意見交換が行われ、有意義な研修会でありました。今後もさらに質の高い授業へと改善できるような取り組みを実施していきます。
2月27日(月)、鹿屋体育大学:大学教育再生加速プログラム(AP)に係る平成28年度第1回外部評価委員会が開催されました。第1回となる今回は、本学と東京サテライトキャンパスをテレビ会議システムで繋いでの開催となりました。外部評価委員に、岡達生様(日本体育協会スポーツ:指導者育成部部長)、久保田潤様(日本スポーツ振興センター:スポーツ開発事業推進部研究員)、伊藤雅充様(日本体育大学:児童スポーツ教育学部准教授)をお迎えして、本学、大学教育再生加速プログラム(AP)の一つの柱でもある「スポーツ指導力テスト」の開発について活発な議論が行われました。初めての外部評価委員会となりましたが、本学のAPの取り組みについても積極的に意見交換され、非常に有意義な会となりました。今回の外部評価委員会にて明らかになった課題や改善点について再考・検討し、改革に取り組んでいきます。